『ぽとんぽとんは なんのおと』
神沢利子さく 平山栄三え
福音館書店
1980年こどものとも ・ 1985年こどものとも傑作集
¥800¥税
『はなを くんくん』は嗅覚で春を感じるお話でしたが、こちらは主に聴覚で春の訪れを感じるお話です。
冬眠中のクマの親子、”ぼうや”が外から聞こえる様々な音について尋ねると、”かあさん”がやさしく教えてくれます。
最後に「いい におい」を嗅いだ”ぼうや”に”かあさん”が教えてくれる言葉が素敵です。
「あたたかな かぜが はなの においを はこんできたのよ。」
はるかぜが心地よい季節になってきました。
”みっつん”とのお散歩でも、耳をすませ、鼻をくんくんして春の訪れをたくさん感じとりたいと思います。