理科読日誌

カテゴリ:音

『ぽとんぽとんは なんのおと』

『ぽとんぽとんは なんのおと』
神沢利子さく  平山栄三え
福音館書店
1980年こどものとも ・ 1985年こどものとも傑作集
¥800¥税

『はなを くんくん』は嗅覚で春を感じるお話でしたが、こちらは主に聴覚で春の訪れを感じるお話です。

冬眠中のクマの親子、”ぼうや”が外から聞こえる様々な音について尋ねると、”かあさん”がやさしく教えてくれます。
最後に「いい におい」を嗅いだ”ぼうや”に”かあさん”が教えてくれる言葉が素敵です。

「あたたかな かぜが はなの においを はこんできたのよ。」


はるかぜが心地よい季節になってきました。
”みっつん”とのお散歩でも、耳をすませ、鼻をくんくんして春の訪れをたくさん感じとりたいと思います。

『おとが あふれて オムライス』

『おとが あふれて オムライス』
夏目義一
福音館書店
ちいさなかがくのとも 2019年2月号
¥389+税

一昨日、昨日に続いて音を楽しめる本です。
ニンジンの皮を剥いて細かく切って、ピーマンも種をとって切って・・・オムライスを作っていく過程を、音に着目しながらたどっていくことができます。

美味しそうな絵も、たまりません。

離乳食もだいぶ進んできたので、薄目の味付けでオムライスを作ってみようかなと思いました。

 

『ばしん!ばん!どかん!』

『ばしん!ばん!どかん!』
ピーター・スピア ぶん・え / わたなべ しげお やく
童話館出版
2004年
¥1,500+税

昨日の『じゃあじゃあ びりびり』に続き、たくさんの音が登場する絵本です。
この絵本に登場する音は、本当にたくさん!
最初の見開きだけで17個もの音が登場します。

読み聞かせを終えると、ぐったり疲れてしまうほどですが、聞いている"みっつん"は相当楽しいようで、けちょけちょ笑いながら聞いてくれるので、ついつい張り切って読み聞かせてしまいます。

身近な音に耳をすませるきっかけになる素敵な絵本です。

『じゃあじゃあ びりびり』

『じゃあじゃあ びりびり』
まついのりこ
偕成社
1983年/2001年改訂
¥600

おかげさまで"みっつん"、1歳を迎えまして、最近めきめきといろいろな音を発するようになってきました。
まだ、日本語ではなく”みっつん語”ですが、「あ~」「ばっばー」といったレパートリーに「わうわう」「あじゃじゃ~」などが加わり、日本語が聞ける日も近そうです。

そんなこともあり、最近は、いろいろな音が登場する絵本をよく読んでいます。

この絵本はボードブックで、自動車が「ぶーぶーぶーぶー」と通ったり、水が「じゃあじゃあじゃあ」と蛇口から流れ出ていたり、シンプルなイラストと音を楽しめます。
毎晩、お風呂のお湯張りを見守り、「じゃあじゃあ」流れ出るお湯にときめいている"みっつん"、この絵本も大好きです。

「お豆のマラカス」その後

「お豆のマラカス」第二弾です。

飲むヨーグルトの小さなペットボトルが空いたので、念願の花豆を入れてみました。
・・・入りました!


「小豆+えんどう豆」のカラカラとかたくて高めの音とも、「虎豆+うずら豆」のコロコロとこもった低めの音とも違う、カチャカチャとやわらかくて、意外と高めの音がします。
花豆の模様も楽しめていい感じ♪と思ったのですが、"みっつん"のお気に入りは「小豆+えんどう豆」みたいです。

 

2016年は、国際マメ年でした。

マメの重要性を再認識し、マメの消費がこれ以上減らないようにしましょう、という記念の年だったんです。

 


そんなわけで、2年前はマメにちなんだ実験教室をあちらこちらでやっていました。そのときに、「マメの標本」をつくるために調達した色々な種類のマメが残っておりまして・・・こんな形で日の目を浴びるときがきて嬉しいです。

『いとでんわ』より ぶーぶーコップ

『いとでんわ』
小林実:ぶん  荒木桜子:え
福音館書店
1969年10月 かがくのとも  2007年 かがくのとも特製版
¥838+税
※残念ながら「品切れ中」のようです。図書館にあったら、ぜひ!


お豆のマラカス紙鉄砲など、音の出るオモチャが好きな"みっつん"に、ぶーぶーコップはどうかしら?と思い、作ってみました。
『いとでんわ』のp.12-15で紹介されている遊びです。

「かみこっぷで いろいろな じっけんが できる。
 まず、かみこっぷに いとを つけよう。」

※こんな感じです。紙コップの底につまようじで穴をあけてタコ糸を通し、糸の端をつまようじを短く切ったものに結びつけました。(余談ですが、我が家には実験用に、いろいろな太さのタコ糸があるのですが・・・今年の5月に"みっつん"の初節句でチマキを作った時、初めてお料理に使った気がします。紙コップや割りばしなどが本来の目的を見失って実験用にストックされているのって「ガリレオ工房あるある」な気がします。)

「1のじっけん
 はんかちを ぬらして 
 いとを はさんで
 きゅっ きゅっと こすってごらん。
 
 あっ、すごい おとだなぁ。
 どうぶつの なきごえみたいだ。」

※子育て生活の必需品:おしりふきを使いました。


大きな音がするので、最初はゆっくりめにこすって、そっと音を出してみました。
結果は・・・大好評♪ お座りしたままピョコピョコ体を縦に揺らして大はしゃぎ。
お気に召して何よりです。
勢いよくこすって大きな音も出してみました。音が鳴る瞬間はビックリするようで、パチッとまばたきをしますが、緊張からの緩和とでもいうのでしょうか、思わず笑っちゃうみたいです。

この本では、ほかにも手軽にできる音の実験がたくさん紹介されています。
欲張らずに、じっくり1つずつ親子で楽しんでいきたいです。

紙鉄砲

"みっつん"は、音が出るオモチャがお気に入りです。

プレゼントでいただいたり、従姉やはとこたちのお下がりでいただいたりで、結構いろいろな音を楽しむことができています。

カコカコという木のやわらかな音、チリンチリンという軽やかな鈴の音、シャランシャランと楽し気なタンバリンの音、母の手作りお豆のマラカスの音・・・などなど。

 


今日は、今まで聞いたことのない音を聞いてみようじゃないか、ということで紙鉄砲を作ってみました。

 


実際には、大きめのチラシで作りました。
この三角形のぴらぴらしている方(写真左端)をつまんで持って、三角形のとんがり(写真上)を下に向けて勢いよく振り下ろすと「パンッ!」という小気味いい破裂音を立てて紙が開きます。
結構大きな破裂音が出るので苦手な子どもも少なからずいる紙鉄砲。"みっつん"も泣いちゃうかしら?と思いつつ、控えめに「パンッ!」。あ、いけそう、ということで強めに「パンッ!!」。


大受けしました。紙鉄砲を鳴らすたびに、ケタケタ笑っておりました。
動じないね、キミ。

そんなこんなで、また一つ新しい音と出会えた1日でした。