理科読日誌

『なにの こどもかな』

『なにの こどもかな』
やぶうち まさゆき
福音館書店
1987年
¥900+税

『どうやって ねるのかな』と同じシリーズの絵本です。
薮内さんの描く動物たちはリアルで、でも表情が穏やかで、本当に魅力的です。
"みっつん"も食い入るようにみています。

いろいろな動物のこどもが登場して、ページをめくるとその動物の親子が現れます。
親子のページをよく見ると、こどもの数が違っているのは、それぞれの動物の平均的なこどもの数を反映しているのかしら?と思いながら楽しんでいます。

いないいないばあの絵本などの反応を見ていても、"みっつん"は「目」に注目しているように感じます。
この絵本でも、たくさんの動物たちの瞳が気になるようです。

それにしても、どの動物もこどもは丸っこくて黒目がちで愛らしい姿だな、と改めて思います。
このようなこどものかわいらしい姿の特徴は、baby schema(ベビースキームという表記が発音には近いと思いますが、よくベビーシェマと表記されていたりします)呼ばれるものです。

"みっつん"は、baby schemaに加えて、いろいろな声を出すようになり、パチパチができるようになり・・・と日に日に「愛嬌」レベルを上げて、あっぱれな世渡りをしています。