理科読日誌

2019年5月の記事一覧

『あめあがりのしゃぼんだま』

『あめあがりのしゃぼんだま』
吉田瑠美
福音館書店
ちいさなかがくのとも 2019年6月号
¥407+税

 

昨今めっきり しゃぼんだまがお気に入りの"みっつん"に嬉しい1冊が、ちいさなかがくのともの新刊として出版されました。

クレヨンでやさしく描かれたしゃぼんだま、吹き方を変えると大きさが変わったり、すぐには割れないしゃぼんだまがみつかったり…。

公園で小学生のお姉さんたちに、たんぽぽの綿毛の吹き方を教えてもらった"みっつん"は、しゃぼんだまをフーッと吹くことにも興味津々です。
まだ、たんぽぽを食べてしまいそうなほど近くに持っていくとようやく飛ばせる程度の"そよ風"しか出ませんが…。

"みっつん"と暮らしていると、自分の体をどう使いたいかイメージして、そのイメージ通りに動かすというのは、難しいことなのだなと実感します。
と同時に、親やお友達など周りの人の動きを見たり、あるいはテレビや絵本などを見たりすることで、少しずつ、でも確実にイメージが広がり、それに伴って動きも進歩しているのも感じます。
"みっつん"の場合、『だるまさんと』の最後のページから「ピース」を覚え、最初は1本指しか立てられなかったのが、徐々に2本へと変化して、ついに完全にピースができるようになりました。
大人からすれば、じわじわと、もどかしいくらいのペースかもしれませんが、でも確実に進歩していく様子を日々見ていると、きっと自分もこうやっていろいろなことができるようになってきたのだろうな、と思います。
きっと私も、両親や周りの人たちに、こうやってじっくり見守ってもらったのだろうと感謝し、"みっつん"や彼のお友達を、同じようにゆったりとしたまなざしで見守っていきたいと思います。

『杉山きょうだいの しゃぼんだまとあそぼう』を参考に、ストローに2つ穴を開けて安全対策をしつつ、しゃぼんだまに一緒に挑戦してみたいです。