『しずく』
越智典子:ぶん 野口満一月:え
福音館書店
ちいさなかがくのとも 2017年6月号
¥389+税
『みずたまレンズ』と同じように、雨上がりにあちこちで水滴をみつけています。
『みずたまレンズ』は写真絵本でしたが、この本はやさしいイラストで表現されていて、水滴のことを「しずく」と呼んでいます。
『ちいさなかがくのとも』のシリーズなので、言葉づかいもやさしく、読み聞かせをしていて耳に心地よいです。
でも、ちいさなひと向けだからと侮ることなかれ。
このシリーズのもう1つ素敵なところは、”おりこみふろく”というボーナス冊子が付いているところです。
「おおきなひとのための『しずく』」と題して植物学者の多田多恵子さんが、とても分かりやすく、植物の葉が水をはじくのは何のためか?といったことを解説してくださっていて、大人の読み物としても魅力的です。
この冊子の中で、もっと知りたい人のために本が紹介されていました。
1冊は『みずたまレンズ』。
もう1冊は『ヤモリの指 生きもののスゴい能力から生まれたテクノロジー』という本でした。
読んでみなくては!