理科読日誌

カテゴリ:空気

『たこ』

『たこ』
加古里子
福音館書店
2018年
¥900+税

敬愛する かこさとしさんが亡くなって半年が過ぎました。
夏に川崎市市民ミュージアムで行われた「かこさとしのひみつ展 -だるまちゃんとさがしにいこうー」を訪れて、あらためて多くの人がかこさんの絵本を愛しているのだなぁ、と実感してきました。

そんな かこさんの絵本が福音館書店から「かがくのとも絵本」として10月に発売されました。(『たこ』・『だんめんず』・『いろいろ おにあそび』・『ごむのじっけん』・『でんとうが つくまで』・『わたしも いれて!』の6冊が一気に!)
この『たこ』は、1975年にかがくのとも(月刊誌)として出版されたものです。

葉っぱに糸をつけて凧のように上げてみるなんて、とっても素敵なアイディアです。
でも、うまくいく葉っぱをみつけるのは大変。
じゃあ、紙はどうかな?
・・・と、かこ先生の導くままに実験にとりくめる1冊です。

クリスマスプレゼントにしたら、冬休みにおうちにある道具や材料で実験が楽しめそうです。
"みっつん"とお散歩しながら、凧になりそうな葉っぱを探してみたいです。

『かぜ びゅんびゅん』

『かぜ びゅんびゅん』
新井洋行
童心社
2012年
¥800+税

時折、ひんやりした北風が吹くようになってきましたね。
大昔に「みんなのうた」で流れていた「北風小僧の寒太郎」をふと思い出して"みっつん"に歌ってみました。
そんなことをしていたら、風の本が読みたくなりました。

目には直接は見えない風がとても見事に、しかもかわいく表現されています。
旗をはためかせたり、風車を回しり・・・そうそう、風って何かが動いていると感じられたりするよね、と一人頷いてしまいます。

次に春一番が吹く頃には、"みっつん"はどんな動きをしているのかな?どんなふうに世界を捉えるようになっているのかな?とわくわくしながら、しばらくは北風と戦おうと思います。

『みずたまのたび』

『みずたまのたび』
アンヌ・クロザ:さく  こだま しおり:やく
西村書店
2015年
¥1,300+税

雨が降ったので、この絵本を読みました。
ネコが飲み残した1滴のみずたまの大冒険です。
地球上の水が循環していることがシンプルで美しい絵で表現されています。

"みっつん"は、フラミンゴ(?)が出てくるページと、カタツムリが出てくるページがお気に召したようでした。
そこで、絵本を読み終えた後、「グーチョキパー」でカタツムリをつくって遊びました。
ちなみに我が家では、「右手がグー」、「左手がパー」で「アンモナイト」も作っております。